JPOYスコア算出方法
JPOYスコアとは?
JPOYスコアは、ポーカーという競技における取り組みを、「挑戦の質」と「挑戦の量」の両面から評価するための指標です。
JPOYでは、賞金額(プライズ)はスコア算出の対象に含めていません。 スコアは、各大会・各トーナメントにおける挑戦の内容と、 その中で残した競技結果をもとに算出されます。
JPOYランキングは、
- どのような条件の大会・トーナメントに挑戦したか
- その挑戦を年間を通じてどれだけ積み重ねたか
- その中でどのような順位を残したか
上記を数値として整理し、年間を通じた取り組みとして評価するものです。
JPOYスコア算出ロジック
全体の考え方
JPOYスコアは、トーナメントで入賞するたびに獲得するポイントを年間で合計することで算出されます。
入賞1回あたりのポイントは、次の3要素の掛け算で決まります。
- EventScore(大会スコア):その大会がどれくらいの挑戦の舞台か
- TournamentScore(トーナメントスコア):大会内で、そのトーナメントがどれくらい重要な挑戦か
- PlacementScore(順位スコア):そのトーナメントでの入賞順位
※K は表示を見やすくするための定数(例:10,000)
Step 1:トーナメントの挑戦規模を数値化する
各トーナメントについて、参加人数 × エントリー額をもとに挑戦規模を推定します。 日本の大型大会では参加人数が公表されていない場合が多いため、参加人数は「入賞者数(ITM人数)のおよそ10%」と仮定します。
ITMt :そのトーナメントの入賞者数
BuyInt :そのトーナメントのエントリー額
推定参加人数
Et = 10 × ITMt
トーナメントの挑戦規模(代理指標)
At = Et × BuyInt
At = (10 × ITMt) × BuyInt
Step 2:差をなだらかにする(対数変換)
大会やトーナメントの規模は差が大きくなりやすいため、 極端な影響を避ける目的で対数変換を行います。
St = ln(1 + At)
- ln は「自然対数」を表し、数値の差をなだらかにするために使います
- 「1 +」は数値が小さい場合でも計算が安定するようにするためです
Step 3:大会スコア(EventScore)
大会全体としての挑戦規模を合計します。
TotalAe = A1 + A2 + A3 + …(大会内すべてのトーナメントの合計)
これを同様に対数変換します。
Sizee = ln(1 + TotalAe)
JPOYでは 1年前のJOPT Grand Final を基準大会とし、その値を 1.0 とします。
EventScoree = Sizee ÷ SizeGF
EventScoree = ln(1 + TotalAe) ÷ ln(1 + TotalAGF)
- 1年前のJOPT Grand Final は常に EventScore = 1.0
- 他大会は、基準大会に対してどれくらいの挑戦規模かを表します
Step 4:トーナメントスコア(TournamentScore)
同じ大会内では、トーナメントごとの重要度を「割合」で評価します。
TournamentScoret = St ÷ (S1 + S2 + S3 + …)
- 同一大会内で、すべての TournamentScore の合計は 1 になります
- トーナメント数が多い大会では1つあたりは小さくなりますが、その分、複数回の入賞が総合スコアに反映されます
Step 5:順位スコア(PlacementScore)
順位は、入賞者数によって価値が変わるため、入賞者数で正規化した上で評価します。
Mt :そのトーナメントの入賞者数
r :順位(1位が優勝)
BaseRank
BaseRank = (Mt − r + 1) ÷ Mt
PlacementScore
PlacementScore = BaseRank × BaseRank
(= BaseRank の2乗)
JPOYでは指数を 2 とし、上位入賞を適切に評価します。
年間JPOYスコア
プレイヤーの年間JPOYスコアは、その年に入賞したすべてのトーナメントのポイントを合計したものです。
TotalPointsi = Points(i,1) + Points(i,2) + Points(i,3) + …
JPOYでは、年間を通じた挑戦の積み重ねを評価するため、原則としてすべての入賞結果を集計対象としています。